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カルボジライト

水性樹脂用架橋剤

カルボジライト水性樹脂用架橋剤は、水性の樹脂または塗料などに添加できる安全かつ環境にやさしい架橋剤です。

水性樹脂用架橋剤

特長

  • 高い安全性と優れた環境配慮性能
    • (1)変異原性(Ames試験):陰性
    • (2)LD50(経口、経皮、ラット):2,000mg/kg以上
    • (3)低皮膚刺激性
    • (4)VOCフリー
  • 低温反応性にすぐれる
    • カルボキシル基と室温から反応
  • ポットライフが長い

一般物性

  • 水溶液タイプ、エマルジョンタイプの2タイプがあり、水性樹脂の形態や用途、要求性能に合わせた使い分けが可能
主な品番
品名 SV-02 V-02 V-02-L2 V-04 E-01 E-02
タイプ 水溶性 エマルジョン
(ソープフリー)
有効成分 40%
イオン性 ノニオン
pH 8~11 9~12 8~11 6~9 8~11 8~11
粘度※a
(mPa・s)
100 100 100 150 60 10
NCN当量※b 429 600 385 335 425 445
特長 高反応性
低温架橋
スタンダード 高反応性 フレキシブル ポットライフ ポットライフ
黄変性 なし
硬化条件 室温以上
安全性
皮膚刺激性
(ウサギ)
Non Irritant Non Irritant Non Irritant Non Irritant Non Irritant Slightly Irritant
LD50経口
(ラット)
>2000mg/kg >2000mg/kg >2000mg/kg >2000mg/kg
LD50経皮
(ラット)
>2000mg/kg >2000mg/kg >2000mg/kg >2000mg/kg
変異原性
(Ames)
陰性 陰性 陰性 陰性 陰性 陰性
感作性
(LLNA)
極軽度感作性 or 無感作性物質 軽度感作性物質 中等度感作性物質

※a:20℃での値。
※b:カルボジイミド基1molあたりの化学式量を表す。

効果

  • 耐水性、耐薬品性、耐加水分解性、耐熱性、耐摩耗性が向上
  • 金属、有機・無機材料に対する密着性が向上

【添加効果例】

  • 耐溶剤性
    主剤 ポリウレタンディスパージョン
    架橋剤
    カルボジライト
    樹脂に対して6wt%(固形分換算)
    アジリジン
    樹脂に対して6wt%(固形分換算)
    イソシアネート
    樹脂に対して23wt%(固形分換算)
    基材 アルミニウム板
    乾燥条件 100℃×10分+室温24時間
    テスト方法 MEK(メチルエチルケトン)を染み込ませた脱脂綿で塗膜上を擦った(ダブルラビング試験、荷重900g)。
    基材が露出するまでのダブルラビング回数を測定した。

    耐溶剤性効果

  • 耐アルカリ性
    主剤 アクリルエマルジョン
    架橋剤
    カルボジライト
    樹脂に対して4wt%(固形分換算)
    アジリジン
    樹脂に対して4wt%(固形分換算)
    イソシアネート
    樹脂に対して16wt%(固形分換算)
    基材 アルミニウム板
    乾燥条件 100℃×10分+室温24時間
    テスト方法 コットンボール

    塗膜表面にアンモニア水(1.4%)を染み込ませたコットンボールを1時間放置し、塗膜の表面状態を観察した(スポット試験)。
    評価は10段階で行った。

    10点(ダメージ無し) >>> 1点(著しいダメージ)

    耐アルカリ性効果

  • 耐薬品性
    高温・短時間の乾燥条件でも十分に効果を発揮
    主剤 ポリウレタンディスパージョン(金属コーティング用)
    架橋剤
    カルボジライト
    樹脂に対して6wt%(固形分換算)
    アジリジン
    樹脂に対して6wt%(固形分換算)
    基材 アルミニウム板
    乾燥条件 160℃×10秒+室温24時間
    テスト方法 コットンボール

    塗膜表面に薬品を染み込ませたコットンボールを1時間放置し、塗膜の表面状態を観察した(スポット試験)。
    評価は10段階で行った。

    10点(ダメージ無し) >>> 1点(著しいダメージ)

    耐薬品性効果

  • 密着性
    主剤 アクリルエマルジョン(インキ用)
    架橋剤
    カルボジライト
    樹脂に対して8wt%(固形分換算)
    アジリジン
    樹脂に対して8wt%(固形分換算)
    イソシアネート
    樹脂に対して16wt%(固形分換算)
    基材 OPPフィルム
    乾燥条件 60℃×5秒+室温3日間
    テスト方法 テープ剥離試験
    #テープ:Permacel#99

    密着性効果

  • ポットライフ
    長いポットライフを実現(保存温度40℃)
    主剤 ポリウレタンディスパージョン(塗料用)
    架橋剤
    カルボジライト
    樹脂に対して6wt%(固形分換算)
    イソシアネート
    樹脂に対して23wt%(固形分換算)
    基材 アルミニウム板
    乾燥条件 100℃×10分+室温24時間
    テスト方法 MEK(メチルエチルケトン)を染み込ませた脱脂綿で塗膜上を擦った(ダブルラビング試験、荷重900g)。
    基材が露出するまでのダブルラビング回数を測定した。

    ポットライフ効果

用途例

  • カルボキシル基含有水性樹脂の架橋剤(水性アクリル樹脂、アクリルエマルジョン、ポリウレタンディスパージョンなど)
  • 塗料、インキ、接着剤、金属表面処理剤、繊維処理剤、コーティング剤などの架橋剤
  • 水性ポリエステル系樹脂、水性ウレタン系樹脂の耐加水分解安定剤
  • ガラス繊維などの表面処理剤および収束剤の改質

カルボキシル基との反応

カルボキシル基との反応

「反応温度を上げる」「溶液を弱酸性にする」ことで、反応を速めることが可能

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