• 高い安全性と優れた環境配慮性能
  1. （1）変異原性（Ames試験）：陰性
  2. （2）LD50（経口、経皮、ラット）：2,000mg/kg以上
  3. （3）VOCフリー
• 低温反応性に優れる
  1. カルボキシ基と室温から反応
• ポットライフが長い
• 耐久性、耐薬品性、密着性が向上

• 水溶液タイプ、エマルション／ディスパージョンタイプがあり、水性樹脂の形態や用途、要求性能に合わせた使い分けが可能

・水溶性タイプ

品名	V-02	V-02-L2	SV-02	V-04	V-10
不揮発分	40.0%
NCN当量※1	600	385	430	335	410
特長	スタンダード	高架橋	高架橋 常温架橋	穏かな反応性 耐加水分解性 フレキシブル	常温架橋 高反応速度
安全性
皮膚刺激性	Non Irritant				Slightly Irritant
LD50経口	>2,000mg/kg				－
LD50経皮	>2,000mg/kg				－
変異原性 (Ames)	陰性

・エマルション／ディスパージョンタイプ

品名	E-02		E-05		NEW E-07S		NEW E-04 DG-T
不揮発分	40.0%		41.3%		42.5%		40.0%
NCN当量※1	445		310		233		275
特長	スタンダード		高架橋 ロングポットライフ		高架橋 エクストラロング ポットライフ		穏かな反応性 耐加水分解性 フレキシブル
安全性
皮膚刺激性	Slightly Irritant		Non Irritant		Non Irritant		Non Irritant
LD50経口	－		－		－		>2,000mg/kg （類似物質）
LD50経皮	－		－		－		>2,000mg/kg （類似物質）
変異原性 (Ames)	陰性

※1：カルボジイミド基1molあたりの化学量を表す

• 耐水性、耐薬品性、耐加水分解性、耐熱性、耐摩耗性が向上
• 金属、有機・無機材料に対する密着性が向上

【添加効果例】

• 耐薬品性

主剤	ポリウレタンディスパージョン
架橋剤	カルボジライト 樹脂に対して6wt%（固形分換算） イソシアネート 樹脂に対して23wt%（固形分換算）他社品
基材	アルミニウム板
乾燥条件	80℃×10分、50℃×10分＋室温1日
テスト方法	MEK（メチルエチルケトン）を染み込ませた脱脂綿で塗膜上を100回擦る（ダブルラビング試験、荷重900g）。 塗膜の表面状態／穴あき状況から評価を実施。 （評点10：ダメージなし→評点0：著しいダメージ）

• 密着性

主剤	アクリルエマルション（インキ用）
架橋剤	カルボジライト 樹脂に対して8wt%（固形分換算） アジリジン 樹脂に対して8wt%（固形分換算）他社品 イソシアネート 樹脂に対して16wt%（固形分換算）他社品
基材	OPPフィルム
乾燥条件	60℃×5秒＋室温3日間
テスト方法	クロスカット試験 カット：10×10 碁盤目 ＃テープ：Permacel＃99

• ポットライフ

主剤	ポリウレタンディスパージョン（塗料用）
架橋剤	カルボジライト 樹脂に対して2wt%（固形分換算） アジリジン 樹脂に対して2wt%（固形分換算）他社品 イソシアネート 樹脂に対して8wt%（固形分換算）他社品
基材	アルミニウム板
乾燥条件	120℃×10分＋室温1日
テスト方法	95％エタノールを染み込ませた脱脂綿で塗膜上を擦る（ダブルラビング試験、荷重900g）。 摩擦10、25、50、75、100回目の表面状態を目視観察。 各摩擦回数での表面状態で評点を決定（評点5：変化なし→評点0：溶解）。 各摩擦回数での評点を和してスコアを算出（最高25点）。

性能変化

粘度変化

• カルボキシ基含有水性樹脂の架橋剤（ポリウレタンディスパージョン、アクリルエマルション、水性ポリエステル、カルボン酸変性水性樹脂など）
• 塗料、インキ、接着剤、金属表面処理剤、繊維処理剤、コーティング剤などの架橋剤
• 水性ポリエステル系樹脂、水性ウレタン系樹脂の加水分解抑制剤
• ガラス繊維などの表面処理剤および収束剤の改質